クロロンGを0.005%添加したすり身が製品全体の1割に使用された飾りかまぼこ(魚肉ねり製品に該当)の場合
まず、着色部分1kgに銅として含まれる量は、
(0.005÷100)×(4÷100)×1000 = 0.002(g/kg)と求められます。
これを全体の1割に使用しているので、最終製品中の銅含量は約0002g/kgと計算されます。
これから、明らかに魚肉ねり製品の使用基準
「1kgにつき銅として.040g/kg以下」であり、全く問題ないことがわかります。
但し、野菜の着色等で着色液に浸漬する場合は、
このような計算は成り立ちません。
厳密には最終製品の銅含量を分析して確認するところですが、
現実的ではありません。
しかし、着色料であることから、使用量にはおのずから限度があり、通常の着色範囲では使用基準値を超えることはありません。
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